【フォトショ】グロー効果のやり方【Photoshop】

グロー効果とはなにか

 

今回も動画を作ってみたのでよければあわせてご視聴くださいm(_ _)m

意味

グロー効果とは:意味と定義
グロー効果(glow effect):明るい部分をぼかした描画を重ねることで、光がにじんだような効果を出すことができる手法。グローとは「低気圧中の冷たい電極間に起こる放電」のこと。あまり強くない低音の光。光彩が拡散したようにみえる特殊効果。炎の光、レーザーの光、日差しによって色が拡散したような演出に使われている。「ある一定の明度を持った色のみが光り輝く」という特徴を持つ。グロー効果とディフュージョン効果は違う。グロー効果は「物体そのものが光り輝いているように見せる効果」で、ディフュージョン効果は「光源から受けた光を物体が拡散しているように見せる効果」。

 

クリスタでグロー効果を試した記事がありますのでよかったらこちらもどうぞ。

【クリスタ】グロー効果のやり方【CLIP STUDIO PAINT】

Photoshopでグロー効果を試す実験

偉そうなタイトルを付けていますが、以下の記事で説明してくださっていることをそのままパクる模倣するだけです。学ぶことは真似ぶといいますから、一度は真似して自分の中で吸収して、さらにそれを土台にして創造していきましょう。すべてオリジナリティで創作することはできず、先代の積み重ねの中に1%でも独自性を入れて後代に受け継いでもらうというのが芸術の一側面だと思います。

リンクはこちらです

普段あまり絵を描かず、Photoshopなんて2-3回触ったことがあるだけの初心者が今回挑戦するので皆様でもできるかと思います。この文章を書いている段階ではできると信じております。実はPhotoshopを記事で扱うのはこれがはじめてです。高いので手を伸ばせないでいました。エフェクトなどの機能は他のペイントソフトより、Photoshopのほうが良いみたいですね。クリスタで絵を描いて、仕上げだけphotoshopといったような贅沢な使われ方もするようです。

レベル補正を行う

レベル補正【photoshop】とは:意味と定義
レベル補正:画像のシャドウ、中間調、ハイライトの照度レベルを調整することで画像の色調範囲やカラーバランスを補正することができる機能。

さて実際にレベル補正をしていきましょう。

レイヤーを複製する方法

レイヤーの状態

今回はクリスタで絵を作り、レイヤーをすべて結合し、画像をPhotoshopの形式で書き出して読み込んでいます。グロー効果をかけるためにまずはレイヤーを複製しましょう。複製はレイヤーを右クリックで選択するだけです。

レベル補正

コピーした方のレイヤーを選択してさっそくレベル補正をかけていきます。[イメージ]から[色調補正]、[レベル補正]を選択するだけです。

レベル補正について

さて初心者はここで迷子になるわけです。どこ動かしたらいいんだと。

RGB表現とは:意味と定義
RGB表現:RED,GREEN,BLUEの混合の割合を元に色を決定する概念。クリスタやPhotoshopでは0-255の数値を使って色を表現する。たとえば純粋な赤の場合は255,0,0、純粋な黄色の場合は255,255,0になる。白の場合は255,255,255、黒の場合は0,0,0になる。数値が大きいほど明るくなる。各数値の割合が1:1:1に近づくほど彩度が低くなる。1:1:1だと彩度は0になる。HSVに変換できる.

 

レベル補正のチャンネルがRGBの場合は、0から255で表現されることはわかりました。通常明度、つまり明るさはこの0から255までの数値が高いほうが明るいです。クリスタで言えばRGBの値のいずれかの値が255だった場合、HSVのVは100になります。たとえばRGBが255,255,255のいわゆる白色の明度は100、RGBが255,0,0のいわゆる赤色の明度も100です。RGBが0,0,0の場合は明度0になります。

さて入力レベルに0と255がみえます。この0の数値を変えていくようです。たとえばこの0を201にすれば、201より暗い明るさは切り捨てられるそうです。つまり1-200の明るさは切り捨てられることになります。

レベル補正のやり方

数値を201に変更してみました。

レベル補正前

レベル補正後

絵の変化を見てみましょう。

だいぶ真っ暗になってますね。つまり顔面あたりの色しか、明度201-255の明るさがなかったということです。

グロー効果は一定の明度を持った範囲を光らせるものでした。つまりこのままでは顔面しか光らないということになります。全体的に明度が高い絵ならいいかもしれませんが、今回の絵は全体的に暗いです。

レベル補正50-255

もうすこし光らせる範囲を増やしたいなーということで、範囲を50-255にしてみます。まあ今回はこのくらいにします。絵によって違うので、グロー効果をかける範囲は調整してください。ヒストグラムの凸部分は絵の中で使われてる明度を指しています。

もともとグロー効果は炎や日差し、レーザーなどを対象にしているそうですから、全体的に暗い絵とそこまで相性がよくなさそうですね。

レイヤーモード[スクリーン]で合成する

スクリーンとは:意味と定義
スクリーン(英:screen):合成モードのひとつ。下のレイヤーの色を反転し、上のレイヤーとかけ合わせて合成する。元の色より明るくなる。

 

どうやって合成するんだ・・と初心者は思うわけです。クリスタを使ったことがあるのでなんとなく想像はつきます。

スクリーン

「通常」というところが怪しいですね。

スクリーン

思い切ってクリックすると合成モードの一覧がズラリと並んでいます。スクリーンを選択しましょう。コピーされたレイヤーにも、コピー前のレイヤーにも両方適用します。

適用すると、なんとなく明るくなっています。

ガウスぼかしをかける

ガウスぼかし(Gaussian Blur)とは:意味と定義
ガウスぼかし(Gaussian Blur):フィルター効果のひとつ。ガウス関数をもちいて画像をぼかす処理のこと。

 

ガウスぼかし

複製した方のレイヤーにガウスぼかしをかけていきます。[フィルター]から[ぼかし]、そして[ガウスぼかし]を選択してください。

ガウスぼかしの範囲

ガウスぼかし後

半径が大きいほど、ぼかす範囲が大きくなります。今回は10pxくらいにしておきます。

どうですか。それっぽくなりましたね。

クリスタとほとんど同じ流れですね。レベル補正で範囲を指定して、ぼかして、スクリーンをかけるとほとんど同じです。より細かい設定がPhotoshopには用意されているといったところでしょうか。

調整

さらに調整したい場合は、複製した方のレイヤーにレベル補正を再び行います。上の補正は光る範囲を減らしたりしてみました。

クリスタでした調整を試す

レイヤーの状態

同じようにレイヤーを複製します。

レイヤーの状態

次にガウスぼかしをかけます。5くらいにしておきます。さらにぼかしたレイヤーをもう2つ複製します。

上から不透明度を25,10,10に変更します。さらに合成モードも上から2番めをオーバーレイ、3番目を焼き込み(リニア)に変更します。

仕上げ前

どうですか。そこまで悪くないですよね。ちょっとした変化にはいいです。

toki

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スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版

スカルプターのための美術解剖学 2 表情編

一番オススメの文献です。3Dのオブジェクトを元に作られているのでかなり正確です。顔に特化しているので、顔の筋肉や脂肪の構造がよくわかります。文章よりイラストの割合のほうが圧倒的に多いです。驚いたときはどのような筋肉構造になるか、笑ったときはどのような筋肉構造になるかなどを専門的に学べることができ、イラスト作成においても重要な資料になります。

アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

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パース!

これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

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カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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