【フォトショ】スターバーストディフュージョンのやり方【Photoshop】

スターバーストディフュージョンとはなにか

意味

ディフュージョンとは:意味と定義
ディフュージョン(英:difusion):撮影するときにフィルターを通して光を拡散させることをディフュージョンフィルターという。アニメ塗りなどにフィルター効果をかけるときに使われる。同じようなものに「グロー効果」がある。ディフュージョンは光を受けた物体が輝いているもので、グロー効果は物体そのものが輝いている。たとえば火はそれ自体が輝いているが、火にあたる木は火の光を受けて輝いている。

*1

スターバースト(starburst difusion)とは上のような星の集まりのことです。

動画

 

今回も動画の説明もあわせて用意しましたm(_ _)m

Photoshopでディフュージョンをかける

1:スターブラスト的なディフュージョンをかける

まずはベースとなる絵を用意します。レイヤーが複数ある場合は、1つに結合させておいてください。失敗したときに備えて、結合する前のファイルを別に保存しておいたほうがいいと思います。

レイヤーを複製する

レイヤーを複製

複製されたレイヤー

レイヤーが3つになるように複製してください。

ぼかし(移動)

レイヤーをぼかす

次に2番めのレイヤーに、[フィルター]で[ぼかし(移動)]を行います。

角度と距離

角度は45度、距離は1000にします。設定は好みで変更してください。

角度と距離2

次に1番目のレイヤーを同じようにぼかします。角度を-45度に変更してください。

合成モードを変えてレイヤーを結合する

合成モードをスクリーンに

一番上のレイヤーの合成モードを[スクリーン]に変えます。

下のレイヤーと結合

複製した上の2つのレイヤーを結合してください。ショートカットキーはControl+Eです。[レイヤー]から[下のレイヤーと結合]でもできます、

結合したら、再び合成モードをスクリーンにします。

ディフュージョン前

光を調整する

レベル補正

明るすぎたと思う場合はレベル補正で調整します。ショートカットキーはControl+Lです。

レベル補正

黒い三角を右に動かして調整します。

調整後

後は消しゴムでいらない部分を消してみてください。

さらにガウスぼかしをかけてもいいかもしれませんね。

ディフュージョン前

ディフュージョン後

別の画像で試してみました。ぼかし(移動)はマックスまでかけています。

ガウスぼかし

ガウスぼかしをかけるとこんな感じです。

消しゴム調整

消しゴムで調整することもできます。輪郭付近だけ残るように消すのもありですね。

2:特定の位置にディフュージョンをかける

1:複製する

レイヤーの複製

まずはレイヤーを複製します。

2:2階調化を行う
2階調化とは:意味と定義
2階調化:白か黒かの2つの階調に分けることができる機能。彩度や色相がないので、明度だけで区別することができる。色の加工では、特定の明度だけに限定する場合に使う。線画を抽出する場合にも使われることがある。

2階調化(Photoshop)

 

2階調化とはなにか(Photoshop)

[イメージ]の[色調補正]から、[2階調化]を選択します。

三角の部分を動かして2階調化する境界のしきい値を変更します。

しきい値の調整(Photoshop)

今回の場合は、白の部分が光ることになるので、光らせたい部分だけになるまでしきい値を調整する。

複製されたレイヤー

2階調化レイヤーを複製しておきます。

3:モーションブラー(ぼかし移動)を行う

 

レイヤーを非表示

効果をわかりやすく視覚化するために、ぼかすレイヤー以外は非表示にしておきます。

ぼかし(移動)とは(Photoshop)

[フィルター]から[ぼかし]、[ぼかし(移動)]を選択します。

角度と距離

加工する画像にもよりますが、今回は角度45、距離は800前後にしておきます。

もう一度ぼかす

のばされたぼかし

同じ作業をもう一度行います。[フィルター]の一番上にあるぼかしを押してください。2回ぼかすと、線がすこし伸びます。

反対側

もうひとつのレイヤーは逆の方向から効果をかけたいので、角度にマイナスを付け、-45にしておきます。距離は同じです。

4:レイヤーの合成モードを変更して結合する

スクリーン

結合されたレイヤー

一番上のレイヤーのみをスクリーンに変更して、下のレイヤーと結合します。

スクリーン

結合されたレイヤーをスクリーンに再度変更するとこうなります。

不透明度を下げる

不透明度を下げて調整するのもOKです。

覆い焼きカラー

あるいはスクリーンではなく、覆い焼きカラーに変更するのもいいと思います。

ディフュージョンをする前

ディフュージョンをする前の画像はこちらです。

フィルターからガウスぼかしで再度ぼかしてもいいと思います。

スターバーストディフュージョン前

スターバーストディフュージョン後

別の画像にもスターバーストディフュージョンをかけてみました。画像によって合うもの、合わないものがあるようです。

もっと光らせたい場合は、ぼかし(移動)をかけたあとに、イメージのレベル補正で調整してください。

もっと光らせる

参考サイト

https://www.youtube.com/watch?v=fuj8_TWlsew

https://www.youtube.com/watch?v=lRKp4_EkIvc

引用画像

1:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

toki

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ジャック・ハムも同時期に手に入れましたが、比率で考えるという手法にルーミス同様に感動した覚えがあります。ルーミスとは違う切り口で顔の描き方を学べます。

・解剖学関連

スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版

スカルプターのための美術解剖学 2 表情編

一番オススメの文献です。3Dのオブジェクトを元に作られているのでかなり正確です。顔に特化しているので、顔の筋肉や脂肪の構造がよくわかります。文章よりイラストの割合のほうが圧倒的に多いです。驚いたときはどのような筋肉構造になるか、笑ったときはどのような筋肉構造になるかなどを専門的に学べることができ、イラスト作成においても重要な資料になります。

アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

・遠近法関連

パース!

これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

・色関連

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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