まえおき

 ただまとめるだけでは誰がやっても変わらないので、個人的な感想、評価を入れていきたいと思います。評価を見て、その講座を見るかどうかを決める判断材料になればいいと思っています。もっといい講座があるよ、という意見があればコメントで是非お願いします。

1:pixivの肌の描き方まとめ(今回の記事)

 個人的なランキングです。ブックマーク数が多くても、私が好ましくないと感じたらランキングを落としたりしています。

2:日本のサイトの肌の描き方まとめ(pixiv以外)
3:海外のサイトの肌の描き方まとめ(hair tutorial)

肌の塗り方、肌の描き方、配色まとめ(pixiv編)

第1位:肌を塗るときのメモ

肌 ぬりかた ヌリカタ 教えて 難しい

評価

 ブックマーク数では他のに比べて少ないのですが、素晴らしい講座です。ブックマーク数が少ないのも投稿されて日が浅いからですね。字も読みやすく、イラストも丁寧です。肌色の基本についてとても丁寧に説明されています。

 色の基本を抑えると、この記事ももっとわかりやすくなります。色の基本の記事については

こちら

を参照してください。

 肌の色は彩度が高く、明度が低いほど元気で力強い印象に、彩度が低くて明度が高いほど儚げ(はかなげ)でクールな印象になるらしいです。影になっているところは彩度を低く、肌に光があたっているところは彩度を高くするそうです。自然の光の場合は光の部分を黄色寄りに、影の部分を青寄りにするというのも重要なポイントですね。

 他にも肌の明暗や、リアルなカゲは写真を参考にするなどといった説明がされています。アニメの影の付け方など、応用的な説明もあります。頬につくカゲと鼻が落とす影で頬に三角形の光ができるそうです。

第2位:「肌色図鑑」

肌色図鑑、肌の塗り方、肌の描き方、肌の講座

リンクはこちらです

評価

 肌の色がだいたい影色も含めて3パターンで紹介されています。エロゲ塗りの肌の色、厚塗りの肌の色、水彩塗りの肌の色など、種類豊富に説明されています。とても人気の講座です。

 初心者の私からすればどうやってここから肌の色を塗っていくのか少し困惑します。おそらくスポイトツールなどで色を把握して、肌の色を塗っていくのだと思います。ディフュージョンフィルタと言われても素人はなにもわかりませんね。

 ディフュージョンフィルタを調べたところ、拡散・普及・伝播を意味するフィルタだそうです。ディフューズ(diffuse)とは光源から受けた光を物体が拡散しているように見せることを意味しているそうです。グロー(glow、光り輝いて見える効果)と区別されるものです。ディフュージョンフィルタの講座を見つけたので載せておきます。

ディフュージョンフィルター

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フォトショップでディフュージョンフィルタ

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CLIP STUDIO PAINTでディフュージョンフィルタ

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第3位:【色】肌のベースカラーと影【まとめ】

肌の色 乗算

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評価

1位のものより種類は少ないですが、カラーの使い方が分かりやすくてGOODです。初心者にも分かりやすいようにスポイトツールで抽出と書いてあることに好感を持てます。資料的な扱いをするといいでしょう。肌色の組み合わせの講座としては初心者でも理解しやすいです。

第4位:お肌の話

厚塗り 肌色

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評価

 中上級者向けの講座ですね。皮膚のしたまで意識した静脈色や、皮膚に血を通わせる色など本格的です。saiとフォトショップで描かれています。中上級者なら参考になることが多いと思いますし、絵も素敵です。特に肌の色について、「にごっているほうがそれっぽい」という説明はなるほどと感じさせられます。

 しかし、初心者が見てもおそらく真似できません。用語の説明や塗り方があまり詳細に説明されてません。文の途中に「画質調整→カラー→色調・彩度で黄色みを強くしました。と、いうよりは青みに近い色をくわえた感じです。」とあります。フォトショップの画質調整だと思いますが、初心者にはよくわかりません。

 また、「ハイライトを少しずつ入れます」という説明も「どういれるか」という具体性がないので、初心者向きではありません。「なるほど、わからん」がタグにあるのも納得ですね。厚塗りの理解や色についての理解があれば、もう少し活用ができるとおもいます。

第5位:肌の塗り方講座

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評価

 この人は絵がとても上手ですね。字もギリギリ読めます。人間の体の肌の塗り方の講座です。「身体のくぼみをカゲにするだけで急に肌らしくなる」というのは重要なポイントですね。くぼみを知るためには人体についての知識や観察眼が必要とされます。どこを省くか、省かないかの選択もセンスですよね。

 凹部(おうぶ)の対称である「凸部(とつぶ)の片側を少し暗くするだけでいい」というのもポイントですね。違う角度や光源でも応用が効いてGOODです。スキマを暗くしたり、曲がっているところにハイライトを入れるなど、細かいテクにクックが簡潔に説明されていてGOODです。初心者でも分かりやすくていいですね。

第6位:割と便利!『なんとなく肌を塗る方法』

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評価

 肌を簡単に塗れるようになる講座だそうです。字は見やすいです。影をほとんどつけないパターンと、ほとんど影をつけるパターンにわけて説明されています。影をほとんどつけないパターンはくぼんでいる部分など、必要な部分だけに影を塗って完成させるパターンです。影をほとんどつけるパターンでは、輪郭の一部などに影をつけないことによって完成させるパターンです。

 その他にも赤みの付け方やハイライトの付け方、濃い影の付け方など、応用的な説明もされています。

第7位:割と便利!『なんとなく肌を塗る方法』

適当な肌の塗り方

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評価

 線画からはじまり、レイヤーで分け、下地を塗り、エアブラシで段階に分けて着色して仕上げていく過程がわかりやすく説明されています。初心者でも学びやすいと思います。

第8位:肌乗算影サンプル配色表
肌色 配色表

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評価

 これもスポイトツールなどを使った使うのでしょうか。ハイライトやカゲはどのように入れたらいいのかというのを「乗算」の出力を通して表にしてくれています。低彩度や高彩度などで分類されています。中上級者には役立つ表だと思います。

 どのような場面で高コントラストがいいか、高彩度がいいかなど、絵の技術とは別の知識が必要になってくると思います。書き手のセンスも求められる領域です。キャラによって肌の色を変えるときに、性格や環境に応じた肌の配色が必要となってきます。

第9位:肌色研究 改

肌色 アンティーク

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評価

 これもスポイトツールで利用する形式ですね。アンティークの肌、透明感溢れる肌、あったか雰囲気の肌,シリアス系の肌、水中肌、陽向の肌、廃墟にいる人の肌、けいおんの肌などマニアックな肌の配色があります。こういうのを見ると自分でもつくってみたくなりますね。また、中上級者は自分でつくれるレベルに達していないといけないのかもしれません。日焼けした肌や病人の肌、引きこもりの肌など多種多様に考えられます。

10位、その他

肌の色 種類 塗り方 描き方 講座

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肌の塗り方 雰囲気

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簡単にできる肌塗り講座

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toki

投稿者プロフィール

https://souzoudiary.com/やhttps://souzoumatome.com/、https://souzouhou.com/も運営しています。
アーティストに役立つような情報をまとめ、人間関係の手段として芸術が寄与すればいいなと思っています。学んだもの、考えたものは自分だけが独占するのではなく、共有するべきものだと思っています。
連絡は@mmnntmrのTwitterのDMでお願いします。基本的にこのアカウントしか見ていません。
絵に関して調べてほしいことがあればできるだけ対応しますのでぜひ連絡をくださいm(_ _)m

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コメント

    • ばんぺ
    • 2017年 7月 24日

    この通りにやったらすばらしいディフュージョン効果が施せました!
    すごい!

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おすすめ書籍

・人体の描き方関連

やさしい人物画

ルーミスさんの本です。はじめて手にした参考書なので、バイブル的な感じがあります。

人体のデッサン技法
ジャック・ハムも同時期に手に入れましたが、比率で考えるという手法にルーミス同様に感動した覚えがあります。ルーミスとは違う切り口で顔の描き方を学べます。

・解剖学関連

スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版

スカルプターのための美術解剖学 2 表情編

一番オススメの文献です。3Dのオブジェクトを元に作られているのでかなり正確です。顔に特化しているので、顔の筋肉や脂肪の構造がよくわかります。文章よりイラストの割合のほうが圧倒的に多いです。驚いたときはどのような筋肉構造になるか、笑ったときはどのような筋肉構造になるかなどを専門的に学べることができ、イラスト作成においても重要な資料になります。

アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

・遠近法関連

パース!

これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

・色関連

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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