目次
はじめに
動画での説明
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絵を描く方法の全体の体系
絵の基礎は「線(ドローイング)」、「光と陰影(ライティング)」、「色彩(カラーリング)」の3つの領域にあると仮定する。そしてこのシリーズは「色彩」の領域に属する。※体系に関する詳細は第一回を参照。
色彩学(英:Color Science):一般に、色の物理的性質・心理的影響・知覚・応用を体系的に研究する学問分野のこと。
※本記事シリーズでは、色を理解し、視覚的・心理的・文化的効果を意図的に操作できる能力を身につけることを目標とする。
このシリーズは「カラーアンドライト」を理解するための知識の獲得を目指している。
※光学や生理学だけではなく、塗料や物体の性質といった化学の知識、さらに心理学の知識もその射程となる。
今回学ぶ範囲はこのような図のイメージとなる。
色相環(12色)を理解する
「色相環」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
色相環(英:hue circle):色相の連続関係を円環として配置した図のこと。
主に隣接関係や補色関係、類似色関係を視覚的に把握するための道具である。明度や彩度は基本的に省略される。
「表色系」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
表色系(英:color system):色を数値や記号で体系的に表す枠組みのこと。
表色系は色相、明度、彩度を全て扱い、色を定量的に表示、特定することを目的としている。たとえばマンセル表色系で5R 6/8と表記されていたら、色相は赤の系列の中央付近、明るさは6でやや明るく、彩度は8で標準よりはかなり鮮やかだということになる。※マンセル表色系では彩度の上限が10ではないことに注意(14などもある)。明度は10。
表色系は「混色系」と「顕色系」にさらに分かれている。
混色系の表色系:光の混ざり方などの等色実験によって色を定量化する表色系のこと。
たとえばCIE-XYZ表色系、CIE-rgb表色系、オストワルト表色系、DIN表色系などが代表とされる。
顕色系の表色系:物体の色を人の目で見た感覚に基づいて色を分類した表色系のこと。
たとえばマンセル表色系、NCS表色系、PCCS表色系などが代表とされている。
今回は表色系については詳しく扱わない。ただし、色相環を考えるにあたって、どの表色系を採用するかという点が重要になる。
今回は、主にRGB色相環(加法混色)、CMY色相環(減法混色)を扱う。※マンセル色相環は、表色系の動画でおそらく扱う予定である。
デジタルペイントではRGBとCMYを抑えておけば基本的になんとかなると考えている。個人的にはデジタルペイントでRYB色相環を取り入れようとすると、混乱してしまうと考える(そもそもカラーホイールがRGBやCMYを前提に作られている)。ベディ・エドワーズはRYB色相環を前提に考えているが、この記事シリーズでは以後は基本的に採用しないことにする(アナログなどの解説に特化すれば変更することもあるかもしれない)。
「等和色」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
等和色(英:equal-mixture color):2色以上を等しい割合で混ぜたときに得られる色のこと。
「和」とは算数では足し算を意味する。「和える」といえば、混ぜ合わせる意味になる。つまり、等和とは等しい割合で混ぜ合わせるということである。
たとえば黄色とマゼンタの絵具を等しい割合(1:1)で混ぜ合わせると理論的には赤色になる(減法混色)。
赤、緑、青の光を等しい割合(1:1:1)で足し合わせると理論的には白色になる(加法混色)。
「二次色」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
一次色(英:primary color):原色のこと。混色によって作ることができず、他の色を作る基礎になる色のこと。
二次色(英:secondary color):2つの異なる一次色を同じ比率で混色して得られる色のこと。等和色の一種である。
たとえば一次色(原色)が3色の場合、2つの一次色を同じ比率で混色して得られる色は3通りになる(3C2)。三原色を何にするかは、どれだけの色域を得たいのか、どういった混色方法を選択するかによる。広い色域を得たい場合、加法混色の場合はRGB(赤緑青)、減法混色の場合はCMY(シアンマゼンタイエロー)が基本となる。
アナログの場合、たとえば手元に純粋なシアンがない場合はコバルトブルー、フタロシアニンブルー 、セレリアンブルー、ウルトラマリンブルーなどどれを選択するかによって異なるといえる。手に入りにくい純粋な色から色を作るのか、見本色を見て近い絵具(すでに工場で混色された絵具)を買うのかなどが現実的な問題となる。
RGB体系における二次色とは
RGBにおける二次色はシアン、マゼンタ、イエローの三色となる。R+G=Y、G+B=C、B+R=Mである。
それぞれを円環状に並べるとこのようになり、6色の色相環ができる。基本的に、一次色を正三角形に、二次色を逆正三角形に配置する。
YMC体系における二次色とは
YMCにおける二次色は赤、緑、青の三色となる。Y+M=R、M+C=B、C+Y=Gである。
それぞれを円環状に並べるとこのようになり、6色の色相環ができる。クリップスタジオペイントなどのデジタルソフトの色相環は基本的にこの配置である。
「三次色」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
三次色(英:tertiary color):一次色一色と、それに隣接する二次色一色を等しい比率で混色して得られる色のこと。等和色の一種である。
RGB体系における三次色
たとえばRGB体系でいえば、一次色である青の左隣には二次色であるシアンが位置している。青とシアンを混ぜれば、「シアン寄りの青」になる(以後、寄る側は二次色とする。青よりのシアンと考えることでもできる)。
シアンがRGB表記で0,255,255だとすれば、G成分を半分にして0,128,255にすれば「シアン寄りの青」ができる(緑よりも青の割合を増やしている)。
三次色は全部で六色ある。シアン寄りの青、シアン寄りの緑、イエロー寄りの緑、イエロー寄りの赤、マゼンタ寄りの赤、マゼンタ寄りの青である。
シアン寄りの青は「空色(azure)」、シアン寄りの緑は「若緑(spring green)」、イエロー寄りの緑は「黄緑色(chartreuse green)」、イエロー寄りの赤は「橙色(orange)」、マゼンタ寄りの赤は「紅色(rose)」、マゼンタ寄りの青は「すみれ色(violet)」と呼ばれることもある(言葉は厳密な一致ではなく、イメージである)。
図にするとこのようなイメージになる。
YMC体系における三次色
YMC体系(減法混色)でも基本的に色は同じである。ただし、正三角形の色が逆になる。
三次色は全部で六色ある。赤寄りのイエロー(橙色)、赤寄りのマゼンタ(紅色)、青寄りのマゼンタ(菫色)、青寄りのシアン(空色)、緑寄りのシアン(若緑色)、緑寄りのイエロー(黄緑色)である。
図にするとこのようなイメージになる。
「中間色」とはなにか、意味、定義、わかりやすく解説
中間色(英:intermediate color):色相・明度・彩度など、いずれかの次元において、2つの基準色の中間に位置づけられる色の総称のこと。
色相環においては特定の色相の間の色を意味する。
たとえば二次色や三次色は色相の一種である。さらに細かく色相環を区分していけば、理論的にはいくらでも中間色をとりだすことが可能になる。
たとえばクリスタでは色相が0から359の、合計360ある(HSVでいうところのHの値)。原色を中間色ではないと仮定し、中間色を原色と原色の混色と仮定すれば、357個の中間色が理論的には配分によって存在することになる。
たとえばH1はMが96%、Yが94%で若干Mの割合が多いということになる。H10はMが91%、Yが95%で若干Yの比率が高いということになる。
とはいえ、どこまで厳密に色を使いこなすかという現実的な問題もある。自分の実現させたい色と、実際の色のズレが誤差程度なら妥協してもいいかもしれない。
たとえば色相1単位ではズレをわれわれの知覚ではほとんど区別できないが、10も違えば変わってくる。アナログで言えば、絵具の差にも関わってくることになる。
もちろん、色相に加えて明度や彩度が関わってくるので、事態はより複雑になる(たとえば右の色は明度や彩度が最大)。
さいごに
次回の予定
次回はおそらく「補色」を扱う予定。
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