【創作のネタ・題材】『天上位階論』による天使の位階、ランク、順位付け、種類まとめ

天使の位階

『天上位階論』による9つの位階

位階
第一位熾天使(してんし,セラフィム)
第二位智天使(ちてんし,ケルビム)
第三位座天使(ざてんし,トロノイ,スローンズ)
第四位主天使(しゅてんし,ドミニオンズ)
第五位力天使(りきてんし,デュナメス,ヴァーチュズ)
第六位能天使(のうてんし,エクスシーアイ,パワーズ)
第七位権天使(けんてんし,アルカイ,プリンシパリティーズ)
第八位大天使(アルカンゲロイ,アークエンジェルズ)
第九位天使(アンゲロイ,エンジェルズ)

偽ディオニシウス・アレオバキタによる天上位階論

偽ディオニシウス・アレオバキタとは:意味と定義
偽ディオニシウス・アレオバキタ:5-6世紀頃のシリアの神学者。『ディオニュシオス文書』の著者といわれている。同名の別人と間違われないように偽をつけたらしい。『ディオニュシオス文書』は『天上位階論』、『教会位階論』、『神名論』、『神秘神学』などからなっている。

すごい名前ですよね。偽ってなんだよと思わずにいられません。ちなみにニセではなくギと読みます。

『天上位階論』とは:意味と定義
『天上位階論』:偽ディオニュシオスによる著作。天使の位階には3つの階級(父、子、精霊に対応)があり、一つの階級に3つの段階がある。天使の世界には合計9つの位階があることになる。ややこしいですよね。熾天使、智天使、座天使、主天使、力天使、能天使、権天使、大天使、天使の9つの位階があるわけですが、このうち熾天使ー座天使、主天使ー能天使、権天使ー天使の大きく3つの階級にわかれるということです。この9つの位階を元に、後に「天軍九隊」や「九歌隊」として広く知られるようになる。日本聖教会はこの階級を聖伝として認めている。

『天上位階論』の位階分けをもとに、悪魔の階級付がされることがあります。たとえばベルゼブブは天使だった頃熾天使だったので、悪魔の中では第一階級、第一位と分類できます。

天使がつかさどるもの

つかさどるもの特徴
第一位階(1-3位)統一と完璧さをつかさどる神と直に接することができる。3人の天使は常にしっかりと神と結びついて神を称える歌を歌う。
第二位階(4-6位)啓蒙をつかさどる
※啓蒙:無知の人を啓発して正しい知識に導くこと
神からの伝達を受け、目下の天使たちに天使としての啓蒙思想を植え付ける。
第三位階(7-9位)浄化をつかさどる外科医の浄化を目的に配置され、神からの教えを人間たちに掲示する。人間に最も近く、なじみのある天使。

『天上位階論』によれば天使は無数にいるらしいです。

複雑な天使の位階

書物や人によって位階は変わります。どの書物を参照するかで位階が変わってきてしまうので複雑なのです。たとえば偽ディオニシウス・アレオバキタの『天上位階論』ではラファエル、ウリエル、ミカエル、ガブリエルのいわゆる四大天使が熾天使ではなく大天使として扱われています。有名なジョン・ミルトン(詩人)の『失楽園』では熾天使として扱われています。四大天使の位階は熾天使、智天使、力天使、大天使と幅広く兼任している可能性があり、所属する位階は多くの説があります。

たとえばミカエルはユダヤ教・キリスト教でもっとも偉大な天使とされていますが、旧約聖書の中で大天使とされています。『天使位階論』では大天使はかなり下のランクなので、一見矛盾しています。ミカエルは熾天使にも大天使にも力天使にも属し、両方の長であると考えるのが自然かもしれません。あるいは大天使とはもっとも偉大な天使という意味で使われいて、位階論における大天使とは違うという解釈もできます。

たとえば熾天使を支配するセラフィエル(サラフィエル)という天使(熾天使長)がいますが、この天使は座天使も支配しているそうです。このように兼任する天使もいるようです。あるいは熾天使より上に位置するのではないかといわれてるラドゥエリエルといった天使もいます。

厳密な位階分けや特徴づけをする際は書物ごとにまとめなければいけませんが、この記事はあくまでも学術向けではなく創作のネタなのでゆるくまとめていくことにします。

天使の位階紹介

熾天使

熾天使とは:意味と定義
熾天使(してんし,セラフィム):天使の最上位の位階に属する天使のグループ。神に最も近い存在として記されている(『天上位階論』)。セラフィムの語源はヘブライ語の「破壊する」、「焼却する」などからきている。「火をもたらすもの」、「暖かさをもたらすもの」という意味もある。『イザヤ書』では玉座にいる神の上を六枚の翼を付けた天使が舞っているのを目撃されている。『エノク書』によれば翼を六枚持ち、頭が4つあり、想像を絶する輝きと明るさの中にある。熾天使長にはセラフィエル、ウリエル、ミカエル、メタトロン、ジャオエル、イェホエルなどがいる。※ジャオエルとイェホエルはメタトロンの別名。熾天使長は複数存在する。

 

熾天使のリーダーはセラフィエルという天使だといわれています。セラフィエルは座天使のリーダーでもあります。熾天使長でもあり、座天使長でもあるという偉い天使ですね。『天使位階論』によれば四大天使よりも上の位階にいますが、四大天使のミカエルなどは実際は熾天使クラスで最上位に属するとされます。

セラフィエルとは:意味と定義
セラフィエル(サラフィエル):熾天使長兼座天使長。語源はヘブライ語の「破壊する」とか「償却する」からきている。七大天使に数えられることもある。『エノク書』によれば身の丈は第七天国の高さに匹敵し、顔は天使で体が鷲、明けの明星のように美しく、稲光がしている。さらに体中に無数の星のような目があり、頭には世界全体ほどの大きさのサファイアを乗せているそうです。
天使のイラストサラフィエル

熾天使サラフィエル*1

想像しただけでとんでもない見た目ですね。熾天使は眩しすぎて見えなかったり、頭が4つあったり、人間に近い姿をしていたりと書物によって扱いが違います。

 

智天使

智天使とは:意味と定義
智天使(ちてんし,ケルビム):天使で二番目に位の高い天使のグループ(『天使位階論』)。語源は「知恵者」や「仲裁者」という意味の「ケルーブ」からきている。古代メソポタミアの言葉で「翼をもった守護神」という意味もある。『創世記』では神がエデンの園の東にケルビムと燃え上がる剣を置いてエデンを守ったとある。『エゼキエル書』によれば座天使スローンズの上に立ち、4つの顔(ケルブの顔、人の顔、獅子の顔、鷲の顔)があるとされている。智天使長にはケルビエルやガブリエル、ゾフィエルがいる。
智天使の絵、ケルビムの絵

智天使*2

 

ケルビエルとは:意味と定義
ケルビエル:智天使長。『エノク書』(旧約聖書のひとつ)によれば、ケルビエルは「体内には燃える石炭が詰まり、口から炎を噴き、舌は火でできており、顔全体が燃え上がる炎、瞳は火花、まつげは稲妻のようで神の名を刻んだ稲妻の冠をかぶり、方に光の由美をかけている」らしい。智天使は人の顔、牛の顔、獅子の顔、鷲の顔の4つの顔と4つの翼をもつともいわれる。
天使のイラスト

ケルビエルのイラスト*4

 

座天使

 

座天使とは:意味と定義
座天使(ざてんし,スローンズ,トロノイ):天使で三番目に位の高い天使のグループ。王座としての天使。熾天使、智天使とともに第一位階であり、神のすぐ近くに仕えている。『エゼキエル書』によれば座天使は智天使(御者)の”乗り物”のようなもの。馬車でイメージするなら残天使は馬であり、馬を操るものが智天使であり、それに乗るのが神などである。容貌は車止めのついた二輪の車輪が四輪あり、緑柱石のように輝き、多くの目をもち、火に包まれていて、動くと稲妻の光とものすごい音がする。座天使長としてラジエル、オファニムやガルがリムがいる。ゲーム・オブ・スローンズのスローンズ(王座)に当たるのではないか。
座天使のイラスト

座天使のイラスト*3

戦車のイラスト

メルカバ

戦車として有名な「メルカバ」は座天使を元にして名付けられたみたいですね。

オファニエルとは:意味と定義
オファニエル:座天使長。神の車輪。月の支配者で、月の車輪を管理する天使。ちなみに太陽を管理するのはガルガリエル(座天使長)。座天使はすべて目と羽根だらけの円形で車輪型をしているといわれている。『エノク書』によれば「前後左右に四つずつ、合計十六の顔をもち、四方にそれぞれ百ずつの翼・・目は四方それぞれに二千百九十一ずつ、合計八千七百六十四個・・どの顔の、どの目も電光のごとく光り・・」といった容貌である。
オファニエルのイラスト

オファニエルのイラスト*5

 

主天使

主天使とは:意味と定義
主天使(しゅてんし,ドミニオンズ):天使で四番目に位の高い天使のグループ。由来は「統治」や「支配」。四ー六番目のグループは第二階級に属し、神からの伝達を受け、目下の者たちに天使としての啓蒙思想を植え付ける役割がある。主天使長はザドギエル。

 

ザドギエルとは:意味と定義
ザドギエル:主天使長。「神の正義」、「正当性」、「事前・慈悲・記憶」をあらわす天使。ツァドキエル、ザダキエル、ジデキエル、ゼデキエル、サキエルともいう。東風の門を守る審判の天使で、木星の天使としても知られる。戦いのときはミカエルとともに軍旗を掲げる。アブラハムが神への忠誠を試され、わが子イサクを生贄として捧げようとしたさい、直前でそれを阻止したという逸話故に、「アブラハムの個人教授」ともいわれる。
ザドギエルのイラスト

ザドギエルのイラスト*6

力天使

力天使とは:意味と定義
力天使(デュナメス、ヴァーチュズ):天使で五番目に位の高い天使のグループ。名は「高潔」や「美徳」を意味する。実世界の奇跡をつかさどり、英雄に勇気を授けるとされる。キリストが天に召される前に付き添ったのも力天使たちだといわれている。力天使長はハニエルがいる。他にもラファエルやミカエルといった天使も力天使長を兼任していることがある。
力天使のイラスト

力天使のイラスト*7

 

ハニエルとは:意味と定義
ハニエル:権天使と力天使の長。「愛と美」をつかさどる。名は「神の栄光」を意味する。七人の大天使の一人とされることが多い。アニエル、アリエル、アニィエル、アウフィエル、ハナエルなどの別名を持つ。オカルト文献では人間エノクを天国へ運んだとされる。魔術において寵愛(ちょうあい,特別に大切にして愛すること)を得るために呼び出されることがある。
ハニエル天使のイラスト

ハニエルのイラスト*8

 

 

能天使

能天使とは:意味と定義
能天使(のうてんし,エクスシーアイ,パワーズ):天使で六番目に位の高い天使のグループ。神の掟を正しく実行にうつす働きを司る能力の天使。神に対して加えられた侮辱をつぐなう方法を教える。能天使長にカマエルがいる。シャムシエルも能天使。

 

カマエルとは:意味と定義
カマエル:能天使の長。「神を見る者」という意味がある。旧約聖書の『出エジプト記』ではシナイ山に登ったモーセが神から律法を授かるときにカマエル(ケムエル)は天空の門番をしていた。モーセに忠告したが、神の意思によるものだと知り驚いて通したという。魔術の世界ではセフィロト(生命の樹)の一員とされる。オカルトの教義では堕天使として扱われ、冥界に属し岩の陰でうずくまるヒョウの姿で表現されるという。カミエル、カミウル、カムニエル、カンセルとも呼ばれケムエルと同一視される。堕天使のサマエルと同一視されることがある。
カマエルの天使イラスト

カマエルのイラスト

 

Aとは:意味と定義
シャムシエル:能天使。名は「日の光」、「神の強き太陽」。第四天の守護者であり、エデンの園の守衛。モーゼが生身の体のまま天国を訪れたさい、案内役をつとめたらしい。ユダヤ教神秘思想(カバラ)の『ゾハール』では三百六十五人の天使軍団を率いる指揮官で、ハスディエルとともにウリエルの副官を務める。『エノク書』や『ヨベル書』では堕天使とされ、グリゴリの一人に挙げられてしまっている。ヘルモン山に集まって人間と交わる誓いをたてた200人の天使たちの頭の一人。※グリコリ:人間の女性に欲情して地上に降り、交わった天使のこと。

 

権天使

権天使とは:意味と定義
権天使(けんてんし,アルカイ,プリンシパリティーズ):天使で七番目に位の高い天使のグループ。国家及びその指導者層の守護。悪霊からの守護をつかさどる。権天使長はハニエル。
権天使のイラスト

権天使のイラスト*9

 

大天使

大天使とは:意味と定義
大天使(アルカンゲロイ、アークエンジェルズ):旧約聖書では大天使について厳密な位階が定義されているわけではない。ラビ・ユダヤ教において天使の中でも神意を体現する偉大な天使という意味で大天使という言葉が使われる用意なった。ユダヤ・キリスト教の四大天使と七大天使などはこうした意味を受け継いでいる。偽ディオニュシオスの『天使位階論』では天使の中で八位(全9位)の低い位だが、この意味での大天使は2枚の翼を持ち、助祭のような姿で神と人間を結ぶ連絡係、あるいは天使軍の兵士として使われる。
大天使ミカエルのイラスト

大天使ミカエルのイラスト*10

 

ミカエルとは:意味と定義
ミカエル(英:michael;ミハエル):「神に似たもの」という意味を持ち、「神と同等のもの」とも解釈される。熾天使、力天使、大天使さまざまな位階の長と解釈される。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教いずれの宗教においても最も偉大とみなされる天使。天上の七階層のうち、第四階層の支配者。もともとカルデア(メソポタミア南東部に広がっていた地域)の神として崇拝されていたが、旧約聖書に出てくるようになってから「イスラエルの守護天使」として崇められるようになった。旧約聖書にはっきりと名前が出ている3人の天使の一人(ミカエル・ガブリエル・ラファエル)。三大天使にウリエルを加えると四大天使になる。『ヨハネ黙示録』によれば「(人類最後のとき)、ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑み、投げ落とした。この巨大な龍が、悪魔とかサタンとか呼ばれるものである」と予言がある。『ダニエル書』によれば「そのとき、大天使長ミカエルが立つ。彼はお前の民の子らを守護する」とある。
大天使ミハイルのイラスト

大天使ミハイルのイラスト

 

天使

天使とは:意味と定義
天使(エンジェル,英:angel):天使で九番目に位の高い天使のグループ。位階のグループではなく、総称しての天使という意味もある。ギリシア語のアンゲロスに由来し、「伝令」、「使いの者」の意味がある。ユダヤ教において天使はヘブライ語でマルアハといい、「遣(つか)わす」を意味する。

 

 

参考文献

1:「知っておきたい天使・聖獣と悪魔・魔獣」、荒木正純、(西東社)

2:「『天使』と『悪魔』がよくわかる本」(PHP文庫)

3:各WIKI

引用画像

1:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%AB

2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%BA%E5%A4%A9%E4%BD%BF

3:https://www.patheos.com/blogs/theothersideofthehedge/2017/03/side-hedge-keep-silence/

4:http://waynehajos.com/angels/angelscherubim.html

5:https://speciesbarocus.tumblr.com/post/17943811038/jakob-b%C3%B6hme-theosophia-revelata-1730-detail

6:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%89%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%AB

7:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%9B%E5%A4%A9%E4%BD%BF

8:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB

9:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A9%E5%A4%A9%E4%BD%BF

10:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A4%A9%E4%BD%BF

11:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%AB

toki

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アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

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パース!

これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

・色関連

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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