【pixiv】アニメ塗りのやり方講座、メイキングまとめ【ピクシブ】

pixivにあるアニメ塗りの講座・メイキングまとめ

アニメ塗りとはなにか

アニメ塗りとは:意味と定義
アニメ塗り:アニメーションに見られるような仕上がりの彩色方法。影の形をくっきりと描き、ベタ塗りを使う。ぼかしをあまり使わず、境界がはっきりとしたエッジの強い影やハイライトのみで塗る技法。日本のセルアニメ制作で用いられてきた塗り方と見た目が似ているため、アニメ塗りといわれているそうです。

 

全体的な感想としてはフィルターを使ってぼかすケースが多いようですね。絵がプロっぽく見えるかどうかは、フィルターを使いこなせるかどうかにもなってきそうです。

クリスタにもフィルター機能や合成モードがあるのですが、やはりphotoshopのほうが高いだけあって高性能みたいですね。どちらも使いこなせるようにしていきたいです。

デジタルイラストにおけるアニメ塗りとはなにか、基礎知識、意味、やり方

1:「アニメ塗りで色々な種類・角度で塗る」

ブックマーク数:16252(2020-04-02)

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この講座はアニメ塗りの基本的な考え方を知るのにはもっとも適していると思います。また初心者にもわかりやすい説明です。ただし具体的にどのようなソフトやツール、明るさで描くかなどは触れられていません。概観的なものを知るのには丁度いいと思います。

たとえば上の画像のように、影の段階を増やしすぎるとアニメ塗りっぽくなくなってしまうので2段階に抑えておくのがいいというのもなるほどと思いました。

三次元的な厚塗りに対して、二次元的なアニメ塗りという感じですね。好きなアニメキャラを描きたい場合はアニメ塗りのほうがイメージ通りに描ける場合が多いと思います。

アニメ塗りのパターンが多く紹介されています。たとえば影はなくしてハイライトだけ残す、影をギザギザにするといったパターンです。こうやって自分で美しいと思う技法を考えていくのも絵の楽しさの1つですね。

2:「アニメ塗りで背景と簡単に色を合わせる」(主なツール:photoshop)

ブックマーク数:74733(2020-04-02)

 

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photoshopはなかなか初心者が手を出せない高価なツールですが、Photoshop以外のソフトにも使えそうなテクニックが満載の講座です。

特にキャラクターを塗りつぶすときに、青色で塗りつぶすと塗り残しを防ぎやすいというのはなるほどと思いました。

最初にグレースケールで背景の明度に合わせて塗りつぶし、明るさを調整する手法はよく「厚塗り」で利用されています。アニメ塗りでも役立ちますねやはり。

デジタルイラストにおける厚塗り(グリザイユ画法)とはなにか、基礎知識、意味、やり方

光はレイヤーモードを「覆い焼きリニア(加算)」にするそうです。SAIでは「加算」だそうです。

クリスタでは「覆い焼きカラー(発光)」、「焼き込み(リニア)」、「加算(発光)」といろいろあって迷いますね。

ちなみにクリスタでは合成モードが以下のように説明されています。

焼き込みカラーとは:意味と定義
焼き込みカラー:フィルム写真の「焼き込み」のような効果が得られます。下のレイヤーの色を暗くし、コントラストを強くした後に、設定したレイヤーの色を合成します。

 

焼き込み(リニア)とは:意味と定義
焼き込み(リニア):下のレイヤーを暗くした後に、設定したレイヤーの色を合成します。

 

覆い焼きカラー/覆い焼き(発光)とは:意味と定義
覆い焼きカラー/覆い焼き(発光):フィルム写真の「覆い焼き」のように、下のレイヤーの色を明るく、コントラストを弱くした後に、設定したレイヤーの色を合成します。「覆い焼き(発光)」は半透明部分に対して、より強い効果が得られます。「焼き込みカラー」と逆の設定です。

 

加算/加算(発光)とは:意味と定義
加算/加算(発光):設定したレイヤーの下にあるレイヤーの色(各RGB値)を加算合成します。合成後は元の色より明るい色になります。光が約効果を出したいときなどに効果的。「加算(発光)」は半透明部分に対して、より強い効果が得られます。「減算」と逆の設定です。

 

フィルター効果

最後にフィルター効果について軽く触れられています。どうやらフィルター効果は別の記事で詳しく扱ってくださっているようです。ありがたいですね。

少し踏み込んだグロー効果 in Photoshop

ディフュージョン:補足+更新(05/01 14:21)

3:「全く参考にならないアニメ塗りメイキング」(主なツール:photoshop)

ブックマーク数:11204(2020-04-02)

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参考にならないとタイトルにありますが、かなり参考になるメイキングです。ソフトはphotoshopですが、他のソフトでも使えそうな要素が多いです。

影は乗算レイヤーを使うらしいです。厚塗りとも重なる要素ですね。

ポイントはおそらくフィルターの使い方だと思います。今後勉強して記事にしたい項目です。

4:「アニメ塗りメイキング」(主なツール:SAI)

ブックマーク数:17835(2020-04-02)

 

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絵の完成度が高いです。おそらく初心者の人にはなにをやっているかほとんど理解できないと思います。上級者独特の、ざっくりとした説明です。

たとえば「ガウスでざっくり」と説明されて、「ああ、ガウスね」と理解できる方はおすすめの講座です。もっとも、そういう言葉をひとつひとつ調べて理解していくのも絵の上達につながっていくと思います

アニメ塗りの基本的な流れである「線画→ベースの色→くっきりとした影」という流れに加えて、「ガウスぼかしや半透明化」といったいわゆるフィルター効果をつかって雰囲気を変えるというのが講座の全体の流れです。

5:「【メイキング】アニメ画面風イラスト」(主なツール:photoshop)

ブックマーク数:8061(2020-04-02)

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この講座も「ぼかし」でアニメ塗りっぽさを出しています。photoshopを使う人は具体的な機能が説明されているのでためになると思います。

クリスタでいえば「合成モード」や「フィルター」を勉強する必要がありそうですね。

6:「アニメ塗り講座」(主なツール:photoshop)

ブックマーク数:2581(2020-04-02)

この講座はブックマーク数が他と比べて少ないのですが、シンプルに説明されてていいと思います。ただし上級者特有の説明不足というのがあるのかもしれません。「なるほど、わからん」というやつです。たとえば「光沢を追加する」といわれても、「どうやって?」となってしまいます。おそらくこの講座の筆者はアニメを観察して自分で考えることが大事だよといいたいのかもしれません。基本の塗り方を抑えていることを前提にこの講座を見ればとても役立ちます。

他の講座と同様に、フィルター効果でぼかしていますね。やはりガウスが使われています。ガウスとはなにかは文系の私では説明できないので、とりあえずぼかすということでいいと思います。フィルターを使うことで絵全体をぼかせるので楽ですね。

7:「厚塗り風アニメ塗りメイキング」(主なツール:クリスタ)

ブックマーク数:15715(2020-04-02)

 

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厚塗り風アニメ塗りというあわせ技の講座です。ただ説明がシンプルすぎて初心者にはいまいち理解できません。中・上級者が見ればなるほどと思うのかもしれません。

昔は職人の作業を目で見て、技術を覚えたといいます。口でいちいち説明しないのです。口で説明されるより、自分で観察するほうが意外と身についたりするものです。

「影を縁取り」の縁取りとはなんでしょうか。

縁取りとは:意味と定義
縁取り(ふちどり):物体の輪郭をなぞったり飾り付けたりして、輪郭ないし物体そのものを目立たせること。

講座をよく拡大し見ると、影の周りが赤色で縁取られてることがわかります。赤色にすることでどのような効果があるのでしょうか。

アニメ塗りはベースの色と影の色の境界線をあまりぼかさない、厚塗りはぼかすという違いがあります。赤色にすることで境界線がぼかされるような効果があるのでしょうかね。

8:「【個人的】アニメスクショっぽい塗り方」(主なツール:SAI、Photoshop)

ブックマーク数:8502(2020-04-02)

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完成度が高いですね。他の講座と同じように、やはり加工処理・フィルター処理が重要なポイントになってくるようです。発光レイヤー・オーバーレイ・ガウスぼかしとこの講座でよく出てきた単語があります。

9:「アニメ塗りメイキング」(主なツール:photoshop)

ブックマーク数:6355()

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この講座もわかるひとにはわかる、というような中・上級者向けの講座だと思います。乗算とはなにか、合成はどうやってするのか、オーバーレイとはなにかなどを熟知した上で、その組み立ての参考になります。

10:「アニメっぽく見せるためのアニメ塗り講座(?)」(主なツール:photoshop)

ブックマーク数:3410(2020-04-02)

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後の講座は他の講座のようにフィルター効果の説明がありませんが、線画の抽出方法や影色の選び方など基礎的な内容について説明してくれています。

特に影色の選び方は参考になります。

11:「ライティング(陰影)の種類について」

ブックマーク数:5,973(2020-04-02)

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ライトの種類説明
フロントライト光源が人物の正面にあり、全体像がはっきり見える
ブロードレンブラント鼻筋に45度から光を当てる。影側の頬に三角形のハイライトができる。立体感が出る
ショートレンブラントブロードレンブラントとは逆の位置。影が多いので重厚感が出る
お化けライト光源が人物の下にあり、不気味な印象を与える
リムライト光源が人物の後ろに有り、神々しい印象を与える。輪郭が光を縁取る。

この講座はアニメ塗りでよくあるライティングを説明してくれています。素晴らしいですね。フロントライト、ブロードレンブラント、ショートレンブラント、お化けライト、リムライトが紹介されています。

12:「サルでも分かるSAI簡単アニメ塗り講座」(SAI)

ブックマーク数:4096(2020-04-02)

SAIを使っている方なら大変ありがたい講座です。上級者独特の「ほら、わかるでしょ」という感がなく、詳細に優しく説明してくれています。

13:「【アイビス版 アニメ塗り講座】」(主なツール:アイビス)

ブックマーク数:2288(2020-04-02)

 

アイビスを使う方におすすめの講座になります。

他の講座と同様にやはりフィルター効果を利用しているんですね。上のようなグロー効果の組み合わせはアイビス以外でも使えそうです。おすすめの講座です。

そもそもグロー効果とは・・というとこから初心者のわたしは考えてしまいます。今度じっくり勉強して記事にさせていただきます。

14:「個人的アニメスクショ風メイキング」(主なツール:クリスタ)

ブックマーク数:1870(2020-04-02)

 

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普段私はクリスタを使っているので、実はこの講座が一番見たかった講座です。割と最近の講座なのでブックマーク数は少ないですが、かなりの良講座です。ぜひブックマークをしてください。

特にここですね。散々Photoshopのフィルター効果の説明ばかりでしたが、やっとクリスタで詳しくフィルター効果の説明をしてくれている講座と出会いました。今度じっくり研究したいと思います。

その他

・わりと簡単に出来そうな気がするアニメ塗りメイキング

・アニメ塗りメイキング【ibisPaint】

・アニメ塗りもどき

 

toki

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・人体の描き方関連

やさしい人物画

ルーミスさんの本です。はじめて手にした参考書なので、バイブル的な感じがあります。

人体のデッサン技法
ジャック・ハムも同時期に手に入れましたが、比率で考えるという手法にルーミス同様に感動した覚えがあります。ルーミスとは違う切り口で顔の描き方を学べます。

・解剖学関連

スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版

スカルプターのための美術解剖学 2 表情編

一番オススメの文献です。3Dのオブジェクトを元に作られているのでかなり正確です。顔に特化しているので、顔の筋肉や脂肪の構造がよくわかります。文章よりイラストの割合のほうが圧倒的に多いです。驚いたときはどのような筋肉構造になるか、笑ったときはどのような筋肉構造になるかなどを専門的に学べることができ、イラスト作成においても重要な資料になります。

アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

・遠近法関連

パース!

これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

・色関連

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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