【クリスタ】【背景画】積乱雲の描き方について考察【CLIP STUDIO PAINT】

積乱雲の描き方

積乱雲とは:積乱雲とは、何らかの原因で発生した強い上昇気流によって積雲から成長して塔あるいは山のように立ち上り、雲頂が時には成層圏下部にも達することがあるような、巨大な雲のことである(wiki)。

1:空の色をベースカラーで塗る。

キャンバスサイズはA4サイズ(210mm×297mm)です。色は、R014、G092、B162です。色は左下のところで変更できます。

雲の描き方1

ここのRとGとBを変更してベースカラーにします。

雲の描き方2

塗りつぶしツールで塗りつぶします。

雲の描き方3 雲の描き方4

2:おおまかな雲の形を決める

色はR144,G185,B224でいきます。水彩ツールで塗っていきます。雲のレイヤーも作っておきます(いちいちレイヤーを作らなくてもいいみたいです。)。

雲の描き方5

このままでは、濃さがばらついてしまいます。

雲の描き方6

すべて設定を100にしても変わりません。なぜ・・。

雲の描き方7

筆圧が関係していると思うので、ググってみます。いろいろ調べたのですが、水彩は本来重ね塗りをするためのツールだそうです。筆圧オフにしても大差ありませんでした。重ね塗りをしないなら、鉛筆ツールなどを使えばよかったです。

雲の描き方8

鉛筆ツールなら、このように強弱がつかないで済みます(もしかしたら水彩ツールでもできるのかもしれませんが、今のところ私にはわかりません。)。

雲の描き方9

おおまかな雲の形を作っていきます。

雲の描き方10 雲の描き方11

3:光のあたっている部分ををおおまかにかきわけていく。

今回こそ、水彩ツールを使います(にじみやすいほうがいいらしい)。一応レイヤーも作っておきます。光の当たる部分の色は、R231,G242,B251でいきます。ブラシのサイズを小さくしながら、うまく光のあたっている部分を描いていきます。

雲の描き方12 雲の描き方13

4:雲の影を描いていく

水彩ツールでいきます。色は、R115,G164,B210でいきます。一応レイヤーも作っておきます。

雲の描き方14

ここから消しゴムや、ブラシのサイズを小さくして細部を描いていきます。

雲の描き方15

さらに濃い色をかいていきます。色はR84,G146,B200にします。

雲の描き方16

細かく調整していきます。

雲の描き方17

5:ぼかしをいれていく

どうやってぼかすのでしょうか…。ぐぐります。

ぼかしの件につきましては[ツール]パレットにて[色混ぜ]ツールを選択して頂きますと、
[サブツール]パレットに[ぼかし]というサブツールが表示されますのでご確認頂けますようお願いいたします。(https://www.clip-studio.com/clip_site/support/help/detail/svc/53/tid/69904)

ぐぐるとこのようなことが書かれていました。

これだけではわかりませんよね。とりあえず塗り&ぼかしツールを選択します。

雲の描き方18

絵の具量と、絵の具濃度を「」にしておきます。

雲の描き方19

こうすると、ぼかすことができるようになります。

雲の描き方20

ベースカラーを少し明るくしていきます(なぜ最初から明るくしないんでしょうか)。色はR164,G,205,B234にします。

雲の描き方21

ちょっとぼかします。

雲の描き方22

6:影に光のあたる場所を描き込んでいきます

色はR231,G242,B251です。スポイトツールで最初のほうで塗った光の色を吸い取ると、簡単に色を設定てきます。

雲の描き方23

雲の描き方24

6:小さな雲を足していく

新たにレイヤーを作って小さい雲を大きい雲と同じ要領で足していきます。

雲の描き方25 雲の描き方26 雲の描き方27 雲の描き方28

最後に全体を調整していきます。

雲の描き方サムネイル

本物の雲の写真を見て塗ったりすると、もっとリアルな雲が描けると思います。今回は練習なので、この辺で終わろうと思います。

参考文献

garnet「SAI×Photoshopで描く背景レッスン」(技術評論社)

toki

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人体のデッサン技法
ジャック・ハムも同時期に手に入れましたが、比率で考えるという手法にルーミス同様に感動した覚えがあります。ルーミスとは違う切り口で顔の描き方を学べます。

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スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版

スカルプターのための美術解剖学 2 表情編

一番オススメの文献です。3Dのオブジェクトを元に作られているのでかなり正確です。顔に特化しているので、顔の筋肉や脂肪の構造がよくわかります。文章よりイラストの割合のほうが圧倒的に多いです。驚いたときはどのような筋肉構造になるか、笑ったときはどのような筋肉構造になるかなどを専門的に学べることができ、イラスト作成においても重要な資料になります。

アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

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これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

・色関連

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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