【正面図】顎(あご)を線で理解する。

顔の下縁(かえん、境界部分の線)は「あご」によって表せます。したがって、あごを理解することは、きれいな顔のラインを描くことにつながります。

まずは正面の分析からです。

顎正面1

Aの線は平らです。Bの線は正面からだと短く見えます。Cの線はほぼ垂直に伸びて見えます。線をA,B,Cでわけるとすれば、顎は3本の線でできているといえます。AとBは同じ長さで、CはAとBの1.2倍です。

実際の骨を付け足して描いてみます(歯はけっこう適当です)。

顎正面2

すこし肉付けをしてみます。

顎正面3

下顎角(かがくかく)は口の下の高さになることに注意です。

【横向き】顎(あご)を線で理解する。

顎横向き1

顎先はたいらにみえます。完全に横を向くと、オトガイ隆起が見えるので、曲線的になります。頭部が横向きになると、下顎体(B)は縮んで見えます。

実際の骨を付け足して描いてみます(歯はけっこう適当です)。

顎横向き2

肉付けしていきます。

顎横向き3

【横顔】顎(あご)を線で理解する。

横顔1

横顔になると、あごはほぼ垂直の下顎枝とほぼ水平の下顎体かならなる、曲がったL字型にみえます。顎先は犬歯窩とオトガイ隆起のために、凹凸して見えます。

実際の骨を付け足して描いてみます(歯はけっこう適当です)。

横顔2

肉付けしていきます。

横顔3

上顎と下顎について

あごをブロックとして理解する試みです。

上顎の画像(wikiより)

上顎コツgif

下顎の画像(wikiより)

顎GIF

顎ブロック2

顎に関する画像

顎GIF

顎ウィキ2

上顎コツgif

wiki骨

((出典:Anatomography))

顎と解剖学2 顎と解剖学3 顎と解剖学4 顎と解剖学5 顎と解剖学6

(出典:https://zygotebody.com)

toki

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やさしい人物画

ルーミスさんの本です。はじめて手にした参考書なので、バイブル的な感じがあります。

人体のデッサン技法
ジャック・ハムも同時期に手に入れましたが、比率で考えるという手法にルーミス同様に感動した覚えがあります。ルーミスとは違う切り口で顔の描き方を学べます。

・解剖学関連

スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版

スカルプターのための美術解剖学 2 表情編

一番オススメの文献です。3Dのオブジェクトを元に作られているのでかなり正確です。顔に特化しているので、顔の筋肉や脂肪の構造がよくわかります。文章よりイラストの割合のほうが圧倒的に多いです。驚いたときはどのような筋肉構造になるか、笑ったときはどのような筋肉構造になるかなどを専門的に学べることができ、イラスト作成においても重要な資料になります。

アーティストのための美術解剖学

こちらはほとんどアナログでイラストがつくられています。どれも素晴らしいイラストで、わかりやすいです。文章が少し専門的で、難しい印象があります。先程紹介したスカルプターのための美術解剖学よりも説明のための文章量が圧倒的に多く、得られる知識も多いです。併用したほうがいいのかもしれません。

・遠近法関連

パース!

これが一番おすすめです。難易度は中です。

超入門 マンガと図解でわかる! パース教室

これは難易度は小ですが、とてもわかりやすく説明されています。

スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法-

難易度は大ですが、応用知識がたくさんあります。

・色関連

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~
やはりこれですかね。

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